「市役所の仕事がつらい…もう辞めたい…」
そう感じている方へ。
今まで本当に大変だったことは、市役所に10年以上勤めた私にはよくわかります。
ただ、辞めるという決断を下す前に、少し立ち止まって考えてみてください。
せっかく大変な思いをして入庁した市役所です。
すぐに辞めるのは、もったいないかもしれません。
この記事では、退職を考え始めたときに実践できる対処法を紹介します。
辞めたい理由が明確な方も、なんとなくつらいと感じている方も、「今すぐ辞めるべきか、それとも環境を変えるべきか」のヒントが得られるはずです。
よくある「辞めたい理由」とは?
市役所職員が退職を考える主な理由は、以下のようなものがあります。
これらの悩みは複合的に絡み合うことも多く、「辞めたい」と感じるのは自然な反応です。

ここに挙げる内容は、すべて私自身が感じてきたことでもあります。
人間関係のストレス

市役所での人間関係は非常に濃いものです。
嫌な上司や面倒な同僚と一緒に仕事をするのは、本当に苦しいですね。
人間関係の摩擦は、毎日の業務にも大きな影響を与えます。
また、住民と接する部署では、理不尽な要求に対応しなければならないことも多く、ストレスになりますね。
仕事のやりがいが感じられない
市役所の仕事はやりがいを感じにくいものです。
希望と違う部署に配属されることも多く、「この仕事を定年まで続けるのか…」と気が滅入ることもあります。
市役所の仕事は数字で結果を表しにくく、達成感を感じにくいのも、やりがいを感じられない原因のひとつですね。
異動が多すぎる・配属先が合わない
市役所では異動が頻繁にあり、業務内容がガラリと変わることも少なくありません。
異動すると「まるで転職」と言われるほどに業務内容が変わり、またゼロからのスタートが精神をえぐってきます。
配属先が合わなければ、なおさら苦しむことになります。
業務量が多すぎる

ほとんどの市役所では、人件費を削減するために、職員の人数を減らしてきました。
一方で、仕事は減るどころか増えるばかり。
デジタル化やAIの導入を促される中、実際の現場は「人手でカバー」している状況です。
できる人ほど仕事が多い部署に配属されるのは世の常で、それは市役所も一緒です。

効率よりも「根性」で乗り切っているだけなので、ミスのひとつでも露見すると、糸がプツッと切れるように心が折れますね。
責任の重さ
なんだかんだ言われても、やはり市役所の仕事は責任が重いです。
個人情報の取り扱いや議会対応など、ミスが許されない業務が多く、常に緊張感を強いられます。
ミスをすれば簡単にニュースになります。
今の状況に悩んでいるなら専門家に相談してみよう
多くの市役所職員が「今のままでいいのかな…」と悩んでいるのは事実です。
実際、退職者数は近年増えており、20代・30代の自治体職員(都道府県職員を除く)の退職者数は年間2万人を超えました。

もはや市役所職員の退職は珍しいものではなくなってきているのです。
また、中には退職まではいかずとも、今のキャリアに悩んでいる人が多いのも事実です。
「このまま定年まで働くイメージがわかない」
「自分の強みがわからない」
「今の仕事を辞めたとしても他に何がやりたいかわからない」
「そもそも辞める・辞めないの判断ができない」
こういう思いを抱いてモヤモヤしている方は、ぜひ専門家に相談してみましょう。
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辞めない前提での対処法8選
「市役所を辞めたい」と思っても、まずは辞めずに済む方法を検討することも大切です。
辞めるという選択は、これらの方法でも改善が見込めないときに取っても遅くはありません。
ここでは、現実的に試す価値のある対処法を8つご紹介します。
1.上司や同僚、産業医に相談する

自分の気持ちを言葉にするだけでも心が軽くなるものです。
主な相談相手となるのは次のとおりです。
状況に応じて選びましょう。
| 相手 | 主な目的 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 上司 | 状況次第(信頼できるなら) | |
| 同僚・先輩 | 共感・実情の共有 | |
| 人事課or職員課 | 制度的な相談・異動 | |
| 産業医 | 精神的なケア・休職の相談 | |
| 転職エージェント | 辞めた後も考えられる |
①信頼できる直属の上司
- 人事異動や業務量の調整に影響力がある
- あなたの職場状況をよく理解している
「今の業務がつらくて続ける自信がない」というトーンで話すのが安全です。
上司が原因で辞めたい場合や、相談内容が評価に響くのが嫌な場合は避けましょう。
②信頼できる同僚・先輩
- 自分と似た立場で共感してもらいやすい
- 異動や職場内事情に詳しく、アドバイスが具体的
愚痴になることも考えられますが、信頼できる同僚・先輩への相談は気持ちの整理をするのに最適です。
ただし、話し相手をしっかり選ばないと、相談内容が広まってしまう恐れがあります。
③人事課 or 職員課(キャリア相談窓口)
- 異動・休職・制度面について、正式な情報を得られる
- 匿名相談やキャリア面談を受けられる場合もあり
業務として相談を受けてもらうので、相談内容は内密にすることを確認したうえで話をしましょう。
名前を明かすのが不安であれば、メール等で職員であることがわかることを明記したうえで相談するのもアリです。
上司のことを相談するのであれば、人事担当部署が最適です。
④産業医・メンタルヘルス相談窓口

- 精神的な負担について、専門的な視点でアドバイスがもらえる
- 状況に応じて、休職の提案や職場環境改善の提言がなされる場合も
市役所には、契約している産業医がいます。
定期的に市役所にいるので、タイミングを合わせて相談してみるのがいいでしょう。
予約制の場合もありますので、人事担当に確認してみてください。
⑤心療内科・外部の転職エージェント・キャリアカウンセラー
- 客観的な立場から話が聞ける
- その道のプロの意見を聞ける
- 「辞めた後どうするか」「公務員の経験をどう活かせるか」に特化したアドバイスが受けられる場合も
市役所から完全に離れた第三者に相談するのはおすすめの方法です。
心を病んでいるかもしれなければ、心療内科一択です。
転職エージェントの場合は転職に話が行きがちですが、色々な情報を得られる点で有効です。
2.異動希望を出す
辞めたい原因が今の部署にあるのなら、異動希望を出すのもひとつの手段です。
特に、「異動できるなら辞めたくない」という状況なら、異動希望は最も有効な手段です。
定期的な異動希望調査に今の状況を詳細に記載するのもいいですが、今すぐに人事担当部署に伝えるほうが効果的です。
ただし、あいまいな理由で異動したいと伝えても効果は期待できないので、しっかりと今の切迫した状況を伝えましょう。

①人事に今の状況を相談
②異動希望について相談
のステップを踏むのもおすすめです。
3.休職する

一時的な休職は決して悪いことではありません。
市役所の仕事より大事なのは自分の体調。
休職は正当な権利です。
「もう仕事を続けるのはムリだ」と思ったら休職制度を活用してください。
心療内科を受診し、診断書を書いてもらえれば、意外なほどすんなり休職できます。
4.他のことに熱中して気を紛らわす
たとえば趣味に没頭したり、ボランティア活動に参加するなど、市役所以外に「自分の居場所」を作ることで、精神的なバランスを取ることができます。
”仕事はあくまで生活の糧を得るただの手段である”と認識をチェンジすると、意外と仕事が嫌ではなくなることもあります。

私は仕事でメンタルを壊しそうになった時、
「本業は投資家で、市役所は副業だから!」と自分に言い聞かせていたことがあります。
趣味の株式投資を本業と思い込むのは、意外と効果がありました。
5.業務量の見える化と再配分
業務量が膨大で悩んでいるのであれば、実際に業務を減らす行動に出るのもおすすめです。
その際に必要になるのが、『今自分が抱えている業務の明確化』です。
抱えている業務を洗い出し、上司に直談判します。
「これだけの業務を1人工の業務にするのは客観的に無理がある」、「今の自分の能力では、この業務に手が回らない」など、具体的に説明しましょう。
ほかの職員に業務を再分配してもらうことで、業務量の平準化を図るのも大事なことです。
6.人間関係は「割り切り思考」で
市役所には、”まじめに相手をすると疲れるだけ”という上司や同僚はたくさんいます。
上司や同僚との人間関係で悩んでいるのであれば、「業務上のやりとりに徹する」と割り切るのもひとつの手です。
無理に良い人でいようとせず、「報・連・相ができていればOK」と基準を下げるのも効果的です。
7.住民対応はマニュアル化
住民対応で悩んでいるのであれば、対応をマニュアル化してみるのも効果的な手段です。
住民から「マニュアル人間」と揶揄されようが、大事なのはあなたの心です。
また、住民対応は上司や同僚への相談が効果的なので、ひとりで抱え込まずに相談してみてくださいね!
8.懐刀として退職の準備を始める

「いざとなれば辞めよう」と考えるだけで心が楽になります。
退職を即決しなくても、情報収集などは今すぐ始めていいのです。
転職サイトへの登録、キャリア相談などを始めても、在職中の活動として何ら問題はありません。
辞めることは「逃げ」ではない
今の仕事が本当に合わないなら、辞めることは自分を守る選択肢のひとつです。
ただ、「辞めたい」と思ったその瞬間に決断を下さず、一度立ち止まって考えてみてください。
- 仕事を続けられる道があるか?
- 今のままでは自分が壊れてしまわないか?
続ける努力をした上で、なお辞めたいなら、それは辞め時なのかもしれません。
そしてそれは逃げではなく、人生のかじ取りを自分で行うという立派な選択です。
Q&A
- 「辞めたい」と思ってしまうのは甘えですか?
いいえ、甘えではありません。
市役所の仕事は責任が重く、対人関係のストレスも多いため、心身に負荷がかかりやすい職種です。
「辞めたい」と思うのは、あなたが真剣に仕事に向き合っている証です。
- 異動希望を出しても通らないときはどうすればいいですか?
単に異動希望を出しても、希望が通らないことは一般的です。
行きたい部署がある場合は、面談などを通じて「継続的にアピールすること」も大切になってきます。
「今の部署から一刻も早く離れないと心が壊れる」のであれば、すぐに人事に話をしてください。
心身の不調などがあれば診断書を添えて、休職申請することも検討しましょう。
一番大事なのはあなた自身の健康です。
- メンタルの不調を人事や上司に伝えても大丈夫ですか?
無理に隠す必要はありません。
信頼できる上司や産業医などにまず相談しましょう。
もちろん人事にも相談しても大丈夫です。
必要であれば医師の診断書が有効です。
- 休職すると評価に響きますか?
休職者を評価することができない、というのが正しいです。
キャリアアップの時期に影響が出る可能性は否めませんが、少し遅れる程度です。
休職した人でもどんどんキャリアアップしていますよ!
- 転職を視野に入れた方がよいのはどんなときですか?
異動や制度では心身の健康の改善が見込めない場合は、転職も前向きな選択肢です。
公務員の経験を活かせる民間企業も多くありますよ!
まとめ:まずは辞めずにできる対処法を実践してみよう
市役所の仕事はストレスも多く、辞めたくなることは誰にでも起こり得ます。
まずは「なぜ辞めたいのか」を整理し、辞めずにできる対処法をひとつずつ試してみましょう。
それでも改善が見られなければ、「辞める準備」を進めておくことも自衛のひとつです。
大切なのは、自分を追い詰めすぎないことです。
あなたの心と体を守れるのは、あなただけですよ!
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