「いくら資産があれば市役所を辞められるのだろう?」

市役所を辞めてFIREするにはいくら必要なのだろう?」

これ、市役所職員の永遠の悩みですね。

そこで今回は、リタイアに必要な資金や、投資・副収入を組み合わせて現実的に早期リタイアを目指す方法をわかりやすく解説します。

退職後のプラン別 必要な貯金額

完全リタイアを見る前に、まずは退職後のプラン別必要貯金額を確認してみましょう。

生活費の6か月〜1年分が基本ライン

一般的には、もしもの時のため「最低でも6か月分の生活費」、できれば「1年分の生活費」があると安心と言われています。

転職先を決めたうえで市役所を辞める時などは、3〜6か月分の生活費を目安にしておくといいですね!

退職後のプランごとの貯金額の目安

退職後のプランによって、用意しておきたい貯金額は異なります。

職から離れる期間が長いほど、また起業などリスクの高い選択をする場合ほど、より厚みのある貯金が必要です。

退職金も考慮しつつ、必要な資金を貯めていきましょう!

状況必要貯金の目安ちょっとした解説
すぐ転職活動を始める50〜100万円早めに再就職できるなら、生活費3〜6か月分で足りる場合も。
一度休養したい(1年ほど)200〜300万円家賃・保険・食費など含め、最低でも1年分の生活費を確保。
フリーランス・起業する300万円以上
+事業資金
収入が安定しない期間を見越して、生活防衛資金は多めに必要。
子育てや介護で当面働かない400万円〜長期的な収入なし生活を想定。
パートナーの収入の有無にも左右される。

私は市役所を辞める際、1年間の生活費400万円を現金で用意しました。

退職金の400万円を加え、合計800万円の現金をもとに起業しました。

完全リタイアするにはいくら必要?

ドル紙幣が入った瓶

「市役所を辞めた後は仕事をせず、のんびりと暮らしたい」

その気持ち、すごくわかります!

では、実際に市役所退職後に仕事をしない「完全リタイア」をするにはいくら貯金が必要なのでしょうか。

生活費別 完全リタイアに必要な貯金

前提条件
  • リタイア後は収入(給与・副業・投資収入など)なし
  • 65歳から年金(月12万円)を受給
  • 年金受給期間は20年間(65歳〜85歳)
  • 65歳以降も生活費は一定と仮定し、不足分は貯金から補填(例:生活費30万円 → 毎月18万円不足)
  • インフレ、物価上昇、医療費増加などは考慮しない

毎月の生活費が25万円、30万円、35万円、40万円の4つのケースで確認してみましょう。

リタイア年齢生活費
25万円
生活費
30万円
生活費
35万円
生活費
40万円
25歳1億5,120万円1億8,720万円2億2,320万円2億5,920万円
30歳1億3,620万円1億6,920万円2億220万円2億3,520万円
35歳1億2,120万円1億5,120万円1億8,120万円2億1,120万円
40歳1億620万円1億3,320万円1億6,020万円1億8,720万円
45歳 9,120万円1億1,520万円1億3,920万円1億6,320万円
50歳 7,620万円 9,720万円1億1,820万円1億3,920万円
55歳 6,120万円 7,920万円 9,720万円1億1,520万円
60歳 4,620万円 6,120万円 7,620万円 9,120万円

宝くじにでも当たらないと現金のみでの完全リタイアは難しい

仮に40歳で完全リタイアを希望する場合、月の生活費が25万円でも1億円以上が必要です。

市役所の給料は決して高くありません。

「コツコツ貯金」では、到底完全リタイアには手が届かない金額ですね。

生活費を抑えることで現実的なリタイアが見えてくる

たとえば、月15万円で生活できれば必要な貯金額は大きく下がります。

40歳で5千万円ほど。45歳なら4千万円+αといった金額です。

固定費の削減や食費の削減など、出費を極力抑える努力が必要になりますが、現実味のある金額になりますね。

参考に、生活費15万円、20万円のケースの完全リタイアに必要な貯金も載せておきます。

生活費15万円、20万円 完全リタイアに必要な貯金額を確認する
リタイア年齢生活費
15万円
生活費
20万円
25歳7,920万円1億1,520万円
30歳7,020万円1億320万円
35歳6,120万円 9,120万円
40歳5,220万円 7,920万円
45歳4,320万円 6,720万円
50歳3,420万円 5,520万円
55歳2,520万円 4,320万円
60歳1,620万円 3,120万円

投資を活用すれば必要資金はさらに減る

パソコンで株価チャートを確認する男性

「現金で置いておくだけではもったいない!投資に回せば資金効率が良くなるはず!」

実はそのとおりで、資産を運用することで、用意すべき金額は大幅に圧縮されます。

ただし、投資は資金が減ってしまう危険と隣り合わせであることは意識しておきましょう。

生活費別 完全リタイアに必要な運用資金

年5%で運用した場合の、完全リタイアに必要な資金は次の表のようになります。

リタイア年齢生活費
25万円
生活費
30万円
生活費
35万円
生活費
40万円
25歳7,253万円9,071万円1億888万円1億2,706万円
30歳7,012万円8,782万円1億551万円1億2,321万円
35歳6,705万円8,413万円1億121万円1億1,829万円
40歳6,312万円7,942万円9,572万円1億1,201万円
45歳5,812万円7,341万円8,871万円1億400万円
50歳5,173万円6,575万円7,976万円9,378万円
55歳4,357万円5,596万円6,834万円8,073万円
60歳3,317万円4,347万円5,377万円6,408万円

貯金だけで完全リタイアを目指す場合と比べると、用意する資金はかなり少なくなります。

とは言っても、市役所の給料で用意するのは相当困難な金額には違いありません。

参考に、生活費15万円、20万円のケースの完全リタイアに必要な運用額も載せておきますね。

生活費15万円、20万円 完全リタイアに必要な運用額を確認する
リタイア年齢生活費
15万円
生活費
20万円
25歳3,618万円5,435万円
30歳3,473万円5,243万円
35歳3,289万円4,997万円
40歳3,053万円4,684万円
45歳2,753万円4,282万円
50歳2,370万円3,771万円
55歳1,880万円3,119万円
60歳1,256万円2,286万円

FIREのための4%ルールで必要な資産額は?

4%ルールとは、簡単に言うと年間支出の25倍の資産があれば、資産を減らさずに一生暮らせるというものです。

運用によって生活費を調達するという点では、ひとつ前の内容と変わりませんが、4%ルールは年齢ごとに用意すべき(運用)資金に違いがありません。

では、4%ルールで必要な資金を生活費別に確認してみましょう。

生活費15万円20万円25万円30万円35万円40万円
必要資金4,500万円6,000万円7,500万円9,000万円1億500万円1億2,000万円

結局4%ルールでも、まとまった資金は必要なんですね。

月5~10万円の副収入があれば現実は変わる

市役所の給料では、投資だけで完全リタイアを達成するのはなかなか難しいことだとわかりました。

特に家族がいる場合は、相当切り詰めてやっと達成できるかできないか、という難易度です。

では、毎月10万円の副収入があればどうでしょうか。

  • 月35万円の生活 → 実質必要額は月25万円
  • 月30万円の生活 → 実質必要額は月20万円

これは、1,000万〜3,000万円規模の運用資産を代替できるインパクトがあります。

こうなると、リタイアの実現可能性が一気に高まりますね!

市役所職員経験を活かして月10万円の収入を得る方法

市役所を辞めて、全く何もしないのも生きがいを見出しにくいもの。

せっかくですから、市役所で働いた経験を活かして収入を得るのもひとつの方法です。

方法向いてる人収入の目安
行政書類・制度サポート書類仕事・制度解説が得意月3万〜10万円
経理・事務の在宅業務地道な正確作業が得意月3万〜8万円
公務員試験の支援・指導話すのが得意、教えるのが好き月2万〜10万円
制度コラム・記事の執筆書くのが得意、発信が好き月1万〜5万円
短期公務(調査・選挙など)現場仕事OK、臨時収入がほしい日給5,000〜1.5万

不動産投資はリタイア手段として「あり」か?

不動産投資のイメージ写真

不動産投資もリタイア戦略のひとつとして「あり」です。

特に市役所職員は、金融機関からの信用力が高く、融資を得やすいという強みがあります。

実際、私の周りの市役所職員でも、不動産投資で資産形成をしている者が何人もいます。

不動産投資のメリット・デメリット

不動産投資は「投資」と言いつつも事業に近いもので、お金が入ってくる流れを作るまでが非常に大変です。

不動産に資産を一極集中させる必要もあり、生半可な覚悟では後悔する可能性があります。

  • レバレッジ(借入)を利かせることで、効率よく資産を増やせる
  • 安定的な家賃収入
  • インフレに強い資産
  • 空室・修繕・管理などで意外と出ていくお金が多い
  • 不動産選びの知識と経験が必要
  • 表面利回りだけで判断すると実態とかけ離れるリスクあり

不動産でFIREを目指すなら、市役所職員から起業・独立するくらいの覚悟で取り組むのがおすすめです。

Q&A

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FIREの「4%ルール」って何ですか?

年間生活費の25倍を貯めて、毎年4%ずつ取り崩せば資産が減らずに暮らせるという考え方です。

毎月10万円の副収入で、本当にリタイアできるんですか?

まずは1か月生活するのにいくら必要か計算してみましょう。

1カ月の生活費のうち、10万円はリタイア後に稼ぐと決めれば、リタイアまでに必要な資金が数千万円単位で少なくなります。

今すぐリタイアは無理でも、段階的に目指すには?

まずはお金を貯めて投資しましょう!

並行して、リタイア後の副収入の確保方法についてリサーチしておくことをおすすめします。

結論:投資と副収入で15~20年後のFIREを目指そう!

市役所職員が完全リタイアを目指すには、用意する資金のハードルが高いのが現実です。

とはいえ、次の3点を組み合わせれば、リタイアに必要な資金は大幅に減り、リタイアの実現可能性が見えてきます。

  • 投資で資産を着実に増やす(年利5%を目指す)
  • 月5〜10万円の副収入を確保する(週2〜3日労働でも可)
  • 生活費を見直す(固定費の削減など)

一朝一夕にリタイアまで進むわけではありません。

少なくとも15~20年かけて準備をしていくことになります。

一歩ずつでいいので、自分の未来のために投資をしていきましょう。

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